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獄門帳 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 獄門帳
製作国
上映時間131分
劇場公開日 1955-06-21
ジャンル時代劇,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 主人殺しをしたのは誰か?という問いかけの下に、ミステリー風味で進行する時代劇。
鶴田浩二が主人(岡田英次)殺しをしたとして、引き回し&はりつけの刑をくらうことになるが、それをどうも不審だと感じた牢屋の奉行(笠智衆)は、鶴田浩二が無罪として問い詰めていく。

実は、岡田英次の妻(香川京子)が犯人だったと分かるのだが、時代劇でありながら、まるでミステリー小説を読み解く様なその味わいは、独特のものがあった。
香川京子は、実に和装が合っていて、その美しさたるは際立ちを見せていた。
香川京子は、やはり現代劇より和装を着こなした時代劇の方が美しさを発揮するように感じる。

しかし、実質的には笠智衆が主役の内容で、鶴田浩二や香川京子はどうも存在感が薄い。
笠智衆は、他の作品でよくみかける「穏やかな老人役」ではなく、芯の通った強気な老人役を演じており、これには新鮮味を感じた。

話はやや長いのがネックだが、その内容はなかなか充実しており、見応えのある異色時代劇であった。
にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 6点(2009-11-05 16:37:26)
その他情報
作品のレビュー数 1件
作品の平均点 6.00点
作品の点数分布
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