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恍惚の人 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 恍惚の人
製作国
上映時間102分
ジャンルドラマ,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 1950年代映画の雰囲気でもって1970年代に撮った不思議な感覚の映画。
森繁久彌の熟達した演技が光る。
高峰秀子も安心感がある。

浦辺粂子には爆笑した!
婆さんは臭い!はマズイだろ、森繁さん。そりゃ怒るわ。

結構笑えるおかしなシーンがあるかと思えば、急にシリアスな展開になったり、クスクスさせられたりハッとさせられたりが中盤まで。

ただし、終盤はなかなか壮絶な内容。
老人性痴呆、今で言えば認知症の悲惨な症状について、かなりリアルに描かれている。

嫁に来たばかりの頃、おじいちゃんにいじめられてばかりいたのに、血のつながらないおじいちゃんの面倒をみた嫁。
それに対し、面倒もみないし非常に冷たい実の娘。

嫁には、心の優しさがあったからこそ面倒をみたし、最後必死になって雨の中おじいちゃんを探した。
介護という現実的問題について考えさせられるが、それ以上に、このお嫁さん(高峰秀子)の心の優しさ、暖かさみたいなものに感動した。
にじばぶさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-04-27 09:25:20)
その他情報
作品のレビュー数 20件
作品の平均点 6.85点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.96
このレビューの偏差値 51.62
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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