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にっぽん昆虫記 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 にっぽん昆虫記
製作国
上映時間123分
劇場公開日 1963-11-16
ジャンルドラマ,コメディ,モノクロ映画
レビュー情報
《ネタバレ》 内田吐夢監督の『飢餓海峡』と負けず劣らず左幸子の演技が凄まじい。
彼女の熱演なしには、本作のパワーは生まれなかったであろうことは相違ない。

男と女が情欲に流されるまま、まるで昆虫の様に生きる姿をリアリティに演出した今村監督。
『赤い殺意』と非常に似たテイストの作品だが、本作の方がパワー・リアリティ・性的描写の全てにおいて上であろう。

宗教、父娘の親密過ぎる間柄、母娘丼、売春、他人の子を身篭り「あなたの子」と騙す、チクリ、金への執着、強姦、、などなど、際どいテーマてんこ盛り。

それらを下手に飾ることなく、リアリズムに徹して描いた今村監督。
「調査魔」と呼ばれた今村監督だからこそ、リアリティを欠くことなく描くことが出来たのではないだろうか。
にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 7点(2008-01-27 11:48:47)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 7.38点
作品の点数分布
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217.69%
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7215.38%
8538.46%
917.69%
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作品の標準偏差 2.06
このレビューの偏差値 49.09
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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