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大殺陣 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 大殺陣
製作国
上映時間118分
劇場公開日 1964-06-03
ジャンルアクション,時代劇,モノクロ映画
レビュー情報
《ネタバレ》 最後の決闘が迫り、不気味に太鼓の音が鳴り響く。
この緊迫感だけでも、時代劇映画史上、屈指の緊迫感である。

そして、決闘のシーンの迫力も凄まじい。
演じている人達の鬼気迫る息遣いが伝わってくる様だ。

しかししかし・・・
それらのシーンは、決闘の緊迫感たる頂点を極めた演出なのだが、いかんせん、暗すぎる。
話も暗すぎるし、モノクロの映像も暗ったい。
とにかく空気が澱んでいる。

徳川家の覇権を争う為に、何故にここまでやらなあかんのか理解に苦しんだ。
家族を皆殺しにしてまで、出陣する侍の気持ちがまるで分らない。
そこんとこが分からないから、根本的に分からない。
ここまでやる必要が、そもそもない。
これは、これ以上なく心が暗くなる稀有な時代劇である。

それにしても、安部徹は酷い。
あいつは偉そうにしていて、何もしない。
そして生き残る。
しょぼい脇役の多かった安部徹が、最も暗く輝いた、彼の代表作であるように思う。
にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 6点(2011-12-25 22:13:50)
その他情報
作品のレビュー数 14件
作品の平均点 5.50点
作品の点数分布
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317.14%
4214.29%
5642.86%
6214.29%
7214.29%
800.00%
900.00%
1017.14%
作品の標準偏差 1.64
このレビューの偏差値 51.87
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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