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泥の河 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 泥の河
製作国
上映時間105分
劇場公開日 1981-01-30
ジャンルドラマ,モノクロ映画,青春もの,小説の映画化
レビュー情報
舞台は昭和三十一年の大阪。わざとのモノクロが実に良い味を出している。
戦争を生き延び、貧困を生き延びてきた、大人たちの陰影。裏切りや罪の過去と、泣けるほどのやさしさ。
子供たちは子どもたちで、誰もが通り過ぎる、理屈抜きのともだち、仄かな憧れ、格差(隔たり)の感覚、引け目や罪の意識、そういった微妙な経験を重ねていく。
出てくる俳優は皆すばらしい。子役たちも昨今の無闇な美形主義でなく自然であどけない表情をしていて、なおかつ演技がうまい。
観客が年齢を重ねてはじめて味わいがわかってくる、そんな胸にのこる映画だった。
せいさん [インターネット(邦画)] 8点(2020-08-12 02:02:09)
その他情報
作品のレビュー数 42件
作品の平均点 7.98点
作品の点数分布
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637.14%
71023.81%
81535.71%
9819.05%
10511.90%
作品の標準偏差 1.18
このレビューの偏差値 50.17
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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