タイトル名	メランコリア
製作国	デンマーク,スウェーデン,仏,独
上映時間	136分
劇場公開日	2012-02-17
ジャンル	ドラマ,ＳＦ

《ネタバレ》　鑑賞直後の不思議なほど清々しい気分といったら！
前半でいかにジャスティンが常軌を逸していて、健常な人から見るといかに不快な女であるかを、不快なくらい長時間見せつけて観客をイライラさせるテクニックが良い。そして人類全体にメランコリア（ここは鬱病と解釈したい）が忍び寄るにつれて、健常だった人々はまさに鬱の症状を呈し、鬱病のジャスティンは全てを悟り健常に…。
そうか、鬱病ってもしかすると自分だけが苦労しているとか、不幸であるとかいう孤立感から引き起こされるのかも。だからジャスティンは人類はこの地球上にしかいない、そしてそれがもうすぐ根絶やしになると悟って生き生きとして、人類代表のクレアと旦那（と執事？）は鬱へと進んでいくんだね。

真実はどうなんだろうか…自分も人類は地球上にだけしかいないような気がします。 そして有史以来ずっと孤立していた人類が生み出した大きな大きな鬱がメランコリアとなってやって来たのかも。

作品のレビュー数	37件
作品の平均点	6.24点
作品の点数分布	0 1 2.70％ 1 2 5.41％ 2 1 2.70％ 3 1 2.70％ 4 1 2.70％ 5 2 5.41％ 6 10 27.03％ 7 9 24.32％ 8 6 16.22％ 9 1 2.70％ 10 3 8.11％
作品の標準偏差	2.35
このレビューの偏差値	53.17 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値