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天国と地獄 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 天国と地獄
製作国
上映時間143分
劇場公開日 1963-03-01
ジャンルドラマ,サスペンス,モノクロ映画,犯罪もの,ミステリー,刑事もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 凄いなぁ、黒澤監督は・・

最初、会社の経営権をめぐる場面で、三船演じる権藤が自分がしっかりしてて、
頭のいい、喧嘩の強い人物だと描く。
そこで、誘拐事件。しかも自分の子どもと間違えて、運転手の子どもが・・
ここで権藤がどう動くか。見せ場はそこである。
そして権藤が魅力的な男だと分かる。
(三船を黒澤さんが捕まえて離さないのも分かる)

それから警察の捜査で話を見せていく。
犯人が絞られていくとこは圧巻である。
警察もまた、権藤の魅力に引っ張られてか、この犯人をただでは
捕まえないと、魅力的に描かれる。

犯人の山崎努。
この男は徹底して悪である。
2時間の映画なので、この犯人像を深堀り出来る余裕はなかったろう。
それでも十分、娯楽映画として完璧である。

黒澤さんの映画は、とにかく飽きさせない。
最後まであっという間である。
人間を描いてる映画ではないが、娯楽映画とは何かを考えさせられる。
トントさん [DVD(邦画)] 8点(2020-05-23 12:05:44)
その他情報
作品のレビュー数 219件
作品の平均点 8.21点
作品の点数分布
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210.46%
310.46%
441.83%
583.65%
6188.22%
72310.50%
85726.03%
95726.03%
105022.83%
作品の標準偏差 1.57
このレビューの偏差値 49.13
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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