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サウルの息子 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 サウルの息子
製作国ハンガリー
上映時間107分
劇場公開日 2016-01-23
ジャンルドラマ,戦争もの,歴史もの
レビュー情報
《ネタバレ》 アウシュヴィッツの凄まじさを手ぶれカメラで撮影した映画。
終始、主人公を追うようにカメラは捉える。
その演出で観てる側もアウシュヴィッツにいたかのような感覚を与えることに成功している。
戦争というものをリアルに知ってくれと言わんばかりである。

話の設定は雑務をやらされるために生かされたユダヤ人たちの話である。
ただ事務的にガス室に同胞を送りこみ、その後片付けをする。
このユダヤ人大虐殺は戦後、周知されると非難の的になるが、戦争という特殊状況の中では、
ただ言われたことをしているだけの人たちには、感覚がマヒして、事の重大さが分かりにくいという
感じがよく出ている。

その中で主人公が自分の息子(正妻との子ではない)を見つけ、ナチの管理のなか、
なんとか正式に弔ってやろうとするストーリーである。
そこにナチへの反乱計画が加わってくる。

もう観てるこっちが感覚がマヒしてしまいます。
ラスト、村の子を自分の息子と思ったのか、一瞬幸せになり、ジ・エンドである。
観終わって、本当にホッとした。
とにかくこの話題作を観たぞという感じだ。

だけど、この作品のダメージは後から来そうだなぁ。
トントさん [DVD(字幕)] 7点(2018-11-17 17:00:25)
その他情報
作品のレビュー数 20件
作品の平均点 5.65点
作品の点数分布
015.00%
115.00%
200.00%
300.00%
4315.00%
5210.00%
6420.00%
7630.00%
8315.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 2.13
このレビューの偏差値 52.98
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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