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太陽に灼かれて のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 太陽に灼かれて
製作国露,仏
上映時間136分
ジャンルドラマ,ラブストーリー,実話もの,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 2023年の現在、問題大アリのロシアだが、
ロシア文化は嫌いじゃない。
ニキータミハルコフは、大好きな映画監督だ。

だが、本作で、ウクライナ侵攻を納得させるような文化の違いに気がついた。
スターリン政権下での諜報員と、かわいい女の子のやりとり。
(また、この子役が実にまぶしいくらいカワイイ)
それ自体は、まぁ面白い素材ではあるかな、とは思うが、
西側ではありえない文化表現だ。

それは、こんな鈍感な女性も子どもも、普通、他の国だったら映画でも描かれない。
どんな女性や子供でも、つきあう大人の影に敏感である。
それがヨーロッパやアメリカの映画文化だ。人間への信頼に根ざしている。
ロシアの諜報員は、自分の影すらも消せるくらい訓練されているのか?
何か意味そのものが分からない存在だ。

ミハルコフの映画は好きだ。
これからも観るだろう。
だが、少し残念な気持ちになった本作である。

後記
(レビュワーさんの一人が言っているように、チェーホフの現代版のつもりで、こんな映画になったのかもしれない。
それほどのチェーホフ好きってことかも・・ミハルコフは大好きな作家だ。そう信じよう・・)
トントさん [DVD(字幕)] 8点(2023-11-12 22:25:04)
その他情報
作品のレビュー数 21件
作品の平均点 6.76点
作品の点数分布
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314.76%
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529.52%
6523.81%
7523.81%
8314.29%
9419.05%
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作品の標準偏差 1.63
このレビューの偏差値 54.66
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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