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《ネタバレ》 1915年に創られた、映画史初期の大作。
監督のグリフィスには、入社後、8年くらいしての仕事になる。 本作は、サイレントだから、子供だましだろうという向きには、一見をおススメする。 映画初期に、もうこのようなドラマが創られてることに感嘆してしまう。 後半は圧巻である。 ただ、新しい娯楽を手に入れた時、その時代の主役の声が大きくなってしまうのは仕方のないことか・・ 白人対黒人という軸をもとに話が展開するさまは、一歩間違えると、危険なプロパガンダ映画になってしまう。 救いなのは、映画の冒頭に次の声明がなされてることである。 「本作品の芸術に対する抗弁・・ 我々は検閲を恐れるものではないが、 歴史の闇と光の面に光明を投ずる権利を要求する。 また我々はシェイクスピアと聖書に多くをよった」 歴史を映画というドラマ芸術で捉えなおしたと言っている。 やはり、黒人には面白くない展開だった。 ドラマには、葛藤が必要で、この映画娯楽の著名な初期作品に、黒人が悪く描かれているのは、 映画史の辛い点である。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2025-06-20 23:54:59)《新規》
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