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白痴(1951) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 白痴(1951)
製作国
上映時間166分
劇場公開日 1951-05-23
ジャンルドラマ,モノクロ映画,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 さすが黒澤監督、圧巻である。
4時間ほどの映画を短くしたことに対する不満もあるが、
短くなったおかげでクライマックスの原節子と久我美子の対決がより鮮明になった気がする。

原節子の演技がこの映画の命だ。
とくにクライマックスでの表情は、小津さんなどの映画に出ている原節子とは全く違う。
ここまで女優がむき出しの演技をしている映画はあまりないのではないか?

ラスト、主人公の青年はどうなったのだろうか?
伝言少年の嘆き「あの人のいいとこだけを思い出に・・」とか言ってたが・・
三船が気がふれてきた場面から一体何が起こったのだろう・・う~む
これは原作を読むべきかもしれない・・

いずれにせよ、この作品のおかげでドストエフスキーに興味をもった。

黒澤監督がラブストーリーを撮らないのは、これ一本でもう十分だからだろうなぁ。
いや、唸った。唸った一本だ。
10点満点だが、縮小版のため、この点数。
トントさん [DVD(邦画)] 9点(2018-05-05 10:04:24)
その他情報
作品のレビュー数 32件
作品の平均点 6.12点
作品の点数分布
000.00%
113.12%
200.00%
339.38%
4515.62%
539.38%
6515.62%
7618.75%
839.38%
9515.62%
1013.12%
作品の標準偏差 2.19
このレビューの偏差値 55.99
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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