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祇園の姉妹(1936) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 祇園の姉妹(1936)
製作国
上映時間70分
ジャンルドラマ,モノクロ映画
レビュー情報
《ネタバレ》 小津をして「俺に撮れない映画は溝口の「祇園の姉妹」と成瀬の「浮雲」だけだ」と言わせた、その作品を鑑賞した。なるほど、人を舐めたやつは舐められる。当たり前の理屈だ。芸妓を舐めた男どもに囲まれるうちに、段々と男を舐めはじめる山田五十鈴扮するおもちゃ。これも当然だ。しかし物語は、男を舐めるなとおもちゃを痛めつけたところで、おもちゃが芸妓なんて商売なければいいのだと嘆くところで終わる。巨匠溝口のこの作品の落とし前何処は如何なものか。ここでラストではいけないのではないか?これでは男を舐めた、男側が作った映画ということになる。それでは男の面子がたつまい。ここをきちんと料理した作品だったらなぁと思った。が、男を舐める山田五十鈴の演技は、恐ろしいほどの演技だった。ぞ~っとした。なるほど、小津さんにこの迫力は出せるだろうかとしみじみ鑑賞後、思った。
トントさん [ビデオ(邦画)] 8点(2016-07-27 00:57:30)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 25件
作品の平均点 7.48点
作品の点数分布
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6312.00%
7416.00%
81144.00%
9520.00%
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作品の標準偏差 1.39
このレビューの偏差値 52.69
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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