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眠る男 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 眠る男
製作国
上映時間103分
劇場公開日 1996-02-03
ジャンルドラマ
レビュー情報
《ネタバレ》 これは「魂」について描いた映画だと思う。

体の不調ではなく、寝たきりの人間がふっと魂が抜けて、あの世に行く。
それがこの映画のクライマックスだ。
荼毘にふされた後、村で能が演じられる。
能は現実と幻想のやりとりを演じたもので、
死の世界から現世へと語りかけてくるのが特徴とこの映画で言っている。

眠っている時間、風呂に入ってボ~としてる時間、それらは魂はどこにいるのか?
島を訪れた女性に、島の人間が思いを寄せたら、その女性は島から抜け出せなくなるのは何故か?
魂の問題がポツポツと語られる。
ネット万能の現代でも、魂は科学ではよく分かってない。

力まない映画で「魂」を語っているのが鬼才小栗康平のなせる技であろう。
トントさん [ビデオ(邦画)] 7点(2020-04-05 18:15:32)
その他情報
作品のレビュー数 8件
作品の平均点 4.62点
作品の点数分布
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1225.00%
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6225.00%
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作品の標準偏差 2.29
このレビューの偏差値 54.54
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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