Menu
 > 作品
 > マ行
 > 街の灯(1931)
 > すべからさんのレビュー
街の灯(1931) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 街の灯(1931)
製作国
上映時間87分
劇場公開日 1934-01-13
ジャンルドラマ,コメディ,サイレント,モノクロ映画,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 いわずと知れたチャップリンのサイレント映画。お約束の笑いが存分に盛り込まれていて楽しい。で、終わろうと思ったのですが、ラストに言及される方が多いので便乗。

確かに目が見えないときに思い描いていた紳士と違って彼女にガッカリされたのかもしれないけれども、結局浮浪者が彼女にしてあげられた事は金持ちから貰った金で花を買ったり、そのお金をあげただけ。凡百のハリウッド映画ではないのだから、その程度で女に惚れられてハッピーエンドでは面白くない。彼女にしたって、元々ただの憧れ程度の感情な筈。
 彼女に心底惚れたならば、この先こそは並々ならぬ努力をし、真面目に働きつつ、新たな関係性を築き、彼女に惚れられるような男となってやればよいではないでしょうか。いわばこのラストシーンは、二人の関係性においてはプロローグではないか。
 この結論なき素晴らしいラストシーンでは悲劇にもならないし、さして切ないとも思いません。だからこそ名作「喜劇」なのではないか。と、チャップリン初心者ながら思ってみました。
 要するに僕個人としては、この映画を「楽しい映画だった」と言いたいのです。
すべからさん [DVD(字幕)] 8点(2009-03-27 15:08:42)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 199件
作品の平均点 8.41点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
342.01%
431.51%
584.02%
6136.53%
72311.56%
83517.59%
93919.60%
107437.19%
作品の標準偏差 1.73
このレビューの偏差値 48.62
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
街の灯(1931)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS