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八日目の蝉 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 八日目の蝉
製作国
上映時間147分
劇場公開日 2011-04-29
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,小説の映画化,ロードムービー
レビュー情報
《ネタバレ》 タイトルも内容も全く知らず「面白そうな映画があった」と妻が借りてきた映画を、隣でボーっと眺めていたら、冒頭の緊張感のある裁判のシーンからグッと映画の世界に引きずり込まれ、それから2時間半、飽きっぽい自分としては珍しくラストまでその緊張感と興味を保ちながら観賞する事ができた。これぞ「THE・日本映画」だと思った。細やかな心情変化、表情、セリフ、独特の間。登場人物の辛い生き様と対比させ、さらに未来を映し出す美しい景色。全てに統一感があり、映画独特の世界観を創り上げている。観る者の想像に任せるラストも素晴らしい。観終わって約半日が過ぎたが、希和子と薫が過ごしたささやかで楽しい日々や、別れのシーンしか思い出せない。子供の存在というのは、同じ時を過ごせるだけで幸せであり、自分が生きる意味である。そして母が子を想う純粋な気持ちというのは生き物全てにおいて普遍的で当たり前だけど、複雑で儚く、そして美しいものだと強く感じた。
N.Y.L.Lさん [DVD(邦画)] 9点(2012-02-07 10:52:16)
その他情報
作品のレビュー数 127件
作品の平均点 7.02点
作品の点数分布
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110.79%
200.00%
343.15%
464.72%
586.30%
62822.05%
72418.90%
83023.62%
92116.54%
1053.94%
作品の標準偏差 1.71
このレビューの偏差値 56.73
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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