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けんかえれじい のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 けんかえれじい
製作国
上映時間86分
劇場公開日 1966-11-09
ジャンルアクション,コメディ,モノクロ映画,青春もの,学園もの,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 むかし観たときは「なんじゃ、こりゃあ」というのが正直な感想でしたが、観直してみると清順映画の中ではバランスがとれている撮り方で、中期までと区切ると本作が彼のベストじゃないかと思います。ケンカに明け暮れる高橋英樹が実はクリスチャンだという設定が妙な可笑しみを呼んでいまして、若さゆえの煩悩と信仰の板挟みで悶々となる姿は可笑しくてしょうがありません。硬くなったイチモツでピアノの鍵盤をたたくところは抱腹絶倒でしたが、それにしても若いってうらやましい(笑)。会津に舞台を替えた後半になると麒六の硬派ぶりが一段と激化するのですが、これが清順映画にしては珍しい純愛・悲恋ものになって幕が閉じたのはちょっとしたサプライズでありました。なにが彼女を尼寺(修道院)に行かせたのかはイマイチ判りませんでしたが、もっと判らないのはこの浅野順子を「ウッシッシー」の大橋巨泉がものにしちゃったことです…彼女に最期を看取ってもらえたなんて、巨泉は幸せな人生だったと思いますよ。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-11-20 21:32:45)
その他情報
作品のレビュー数 27件
作品の平均点 6.59点
作品の点数分布
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100.00%
213.70%
300.00%
413.70%
527.41%
61037.04%
7518.52%
8622.22%
913.70%
1013.70%
作品の標準偏差 1.57
このレビューの偏差値 51.65
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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