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暴走機関車 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 暴走機関車
製作国米,イスラエル
上映時間111分
劇場公開日 1986-06-07
ジャンルアクション,ドラマ,サスペンス
レビュー情報
《ネタバレ》 黒澤明が投げた企画を形にしたゴーラン&グローバスのキャノン・フィルムの功績は素直に認めてあげたい。なんで監督がアンドレイ・コンチャロフスキーなのかという疑問はありますけどね。でも映像の随所にソ連の映画監督を引っ張ってきたという効果はみて取れます。刑務所の荒れっぷりや仕事に対する緊張感が不足している鉄道会社の社員たちの姿は、アメリカというよりも当時のソ連社会を投影しているみたいです。ジョン・ボイトを屋根に載せて機関車が突っ走るラストには、ソ連の映画作家が好む無常感に通じるものがあります。 黒澤のオリジナル脚本はもっと乾いたスリルとサスペンスを強調したものだったそうですが、それをアメリカ人がリライトしたら男と男の情念のぶつかり合いみたいな日本的なストーリーになってしまったというのも皮肉なもんです。出演者の中では半分ぐらい経ってようやく登場してきたレベッカ・デモーネイ、いつもの厚化粧とは打って変わってほとんど素ッピンみたいな田舎の芋ネエチャン風が良かったです、ほとんど活躍しなかったけどね。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-10-17 21:14:32)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 41件
作品の平均点 6.12点
作品の点数分布
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61331.71%
749.76%
8614.63%
912.44%
1037.32%
作品の標準偏差 1.86
このレビューの偏差値 49.65
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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