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枢機卿 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 枢機卿
製作国
上映時間181分
劇場公開日 1964-06-06
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 神学校を出たばかりのカトリック神父が、枢機卿に任ぜられるまでの道のりを描いた物語……というと地味で宗教臭さプンプンかと思いますが、意外と娯楽路線。前半は教義に忠実すぎたため、異教徒との結婚を希望した妹の力になれず、あげく妹は娘と引き替えに命を落とす羽目に。後半はKKKがはびこるジョージア州の教会へ助けに行って逆に鞭打たれたり、ナチスドイツとの併合に揺れるオーストリアで当地の枢機卿と対立したりと、けっこう派手なお話。さらに、休職中に恋した女性と、彼女が結婚してから再会するというチョー・ベタな展開まであります。しかもそれでかなり面白かったりする。全般的にハリウッド的というか、アメリカ的。特に後半では、主人公がアメリカ人であることがことあるごとに強調され、最後のスピーチなどはモロにアメリカの正義をぶっていて、「ハン!」という反発の声も聞こえてきそうですが、そんなところも含めて興味深い映画でした。聖職者が主人公ですが、宗教にこだわらず普通のドラマとして見られるので、一般の日本人でも楽しめるでしょう。「アメリカバンザイ」が気にならなければですが。映像・音楽(音響)も美しい。かなりおすすめ。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-11-01 11:04:59)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 4件
作品の平均点 6.25点
作品の点数分布
0125.00%
100.00%
200.00%
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7125.00%
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9250.00%
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作品の標準偏差 3.70
このレビューの偏差値 52.01
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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