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パディントン のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 パディントン
製作国
上映時間95分
劇場公開日 2016-01-16
ジャンルコメディ,ファンタジー,シリーズもの,ファミリー,動物もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 個人的な評価のポイントとして「普遍性があるか」、つまり「時代を問わない要素があるか」ということを考えていますが、製作された時代ならではの要素もあります。本作など、まさに2010年代ならではの映画でしょう。

「ロンドンはいろいろな人を受け入れてくれる」と聞いてやってきたパディントン。実際イギリスは「移民大国」と言われるほど移民を多く受け入れ来たのですが、それもなかなか難しい時代となってきました。そんな現実に対するささやかな抵抗が、作中のあちらこちらにうかがわれます。主人公がクマだというのがポイントで、クマが受け入れられるのなら、人間も受け入れられるだろうということでしょう。それには人種や宗教や思想は問題ではないということです。この点があるから、単なるファミリー映画に終わらず、大人も見られる作品になっていると思います。しかし本作を評価しない方は、このあたりが気に入らなかったのでしょうか。

とはいえ、ファミリー映画としてもよくできていると思います。イギリスらしくユーモアたっぷりで楽しめるのですが、単なるギャグだと思っていた鳩が最後に活躍するなど、全体としてよく考えられ、練られたシナリオだと思います。ミリセントのやっていることがいちいちオーバーで、どう見ても『ミッション・インポッシブル』のパロディだったり、遊びゴコロ満載。やはり作り手に余裕を感じさせる映画は、こちらも余裕を持って楽しめます。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-08-11 10:43:36)
その他情報
作品のレビュー数 23件
作品の平均点 6.30点
作品の点数分布
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100.00%
214.35%
300.00%
428.70%
5417.39%
6313.04%
7834.78%
8417.39%
914.35%
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作品の標準偏差 1.60
このレビューの偏差値 56.62
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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