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ガス燈(1944) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ガス燈(1944)
製作国
上映時間114分
ジャンルドラマ,サスペンス,モノクロ映画,ミステリー,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 内容についてよく知らず、サスペンスものだというだけでビデオを借りてきたのが最初。以来、これもお気に入りの一本です。主な舞台はロンドンで、それらしい小道具がちりばめられているのが嬉しい。特にタイトルにもなっているガス燈は、誰かが家で新しく点ける→自分の部屋の灯りが暗くなという、電灯では起こりえない特性を使っているのがミソ。暗くなる灯りがおののくヒロインがの心を象徴しているようですね。そのほか宝石が見つかる場面での月光の使い方、ヒッチコック風の長く伸びる人影など、モノクロを生かした光の使い方が印象的でした。
本作の見どころは、やはりラスト。屋根裏部屋での対決シーンでしょう。これまで虐げられたヒロインが一気に形勢逆転。ほとんどイングリッド・バーグマンの一人芝居ですが、感情を爆発させるのではなく、本当にどこかおかしいのではないかと思わせる“逝っちゃった”芝居は見ごたえがあります。シャルル・ボワイエもいかにもな悪役顔で、往生際の悪さもある意味お見事。これがデビュー作というアンジェラ・ランズベリーも、存在感がありました。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-07-24 18:22:37)
その他情報
作品のレビュー数 49件
作品の平均点 6.41点
作品の点数分布
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324.08%
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61428.57%
72142.86%
8510.20%
912.04%
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作品の標準偏差 1.21
このレビューの偏差値 60.86
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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