Menu
 > 作品
 > マ行
 > 招かれざる客(1967)
 > アングロファイルさんのレビュー
招かれざる客(1967) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 招かれざる客(1967)
製作国
上映時間108分
劇場公開日 1968-04-06
ジャンルドラマ
レビュー情報
《ネタバレ》 一応人種差別をテーマにした映画のようですが、実際に見るとそれが意図的に隠されている。出会ってわずかな期間で結婚を決めるとか、その日の夜に男が旅立つのでそれまでに決めないといけないとか、「父親が娘を嫁にやりたくない」シチュエーションだらけ。これなら相手が白人でも逡巡するでしょう。娘が無分別にも結婚を希望しているのも、計算ずみ。そうやって父親の反応を一般化しておいて、黒人メイドの反応などで人種問題をチクチクと突いてくる。これは大上段に振りかぶって取り上げられるよりも、はるかに好感が持てます。なによりも、「差別する人間=悪」というステロタイプの結論に陥らないのがよろしい(途中で例外はありましたが)。最後に父親が認める際も、自分の若かりし頃に思いをはせるという粋な計らい。親同士の話し合い、父と息子の対話など、見ごたえがありました。主題歌も魅力的。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-10-02 20:13:41)
その他情報
作品のレビュー数 67件
作品の平均点 7.48点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
557.46%
61319.40%
71420.90%
81725.37%
91623.88%
1022.99%
作品の標準偏差 1.32
このレビューの偏差値 53.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
招かれざる客(1967)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS