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遥か群衆を離れて(1967) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 遥か群衆を離れて(1967)
製作国
上映時間168分
劇場公開日 1968-02-10
ジャンルドラマ,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 基本的にメロドラマなので、途中休憩を挟んで3時間近くもあると、さすがに途中で飽きてきました。しかし後半は怒濤の展開で、引き込まれます。
そもそもヒロインのバスシバが世間知らずの上、(あまりそうは見えないものの)感情的なもので、メロドラマとしてはあちらへフラフラこちらへフラフラと、見ているこちらも落ち着きません。彼女を誘惑する軍曹(テレンス・スタンプ)も同じタイプで、口で言っていることと本心とがけっこう違っています。これが大きな悲劇を生む元で、本作を見ると、人間というのはずいぶんいい加減なものだと思えてきます。ある種の業のようなものをメインの3人が体現していて、そのあたりがメロドラマでも文芸的だと感じさせるところです。こういう部分がなければ、最後まで見られなかったかもしれません。
これに対してガブリエルが理性派代表のような立場にいます。結末を見るとそれが最後に勝利するということかもしれませんが、しかしあれはちょっと納得しかねるところも。「愛情がなければダメ」と言っていたバスシバ、あっさり結婚しすぎでは……。
農民の生活が活写されており、風景も美しくそこは見ものでした。民謡を生かした音楽もよかったと思います。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-11-17 21:42:25)
その他情報
作品のレビュー数 5件
作品の平均点 6.20点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.98
このレビューの偏差値 58.33
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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