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ラストエンペラー のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ラストエンペラー
製作国伊,英,中
上映時間160分
劇場公開日 1988-01-23
ジャンルドラマ,歴史もの,伝記もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 非常に淡々としていて(というか単調で)盛り上がりに欠けるところはリアルなのでしょうが、やはり映画として見るとしんどい。紫禁城を出るところ、もう少し譲ってジョンストン退場まではまあよかったのですが、それ以降はエピソードを連ねただけで面白味に欠けます。

が、ラスト近く、1967年のデモでの出来事を見て、これは中国に対する風刺もあるのかと考えました。溥儀はつねにどこかに「閉じこめられる」生活を強いられていて、そこから出ようとしても行く手を阻まれるのが常でした。中国の人々も、実は同じように閉じこめられた境遇にあるということを、あの場面は示唆しているように思えたのです。そして本作が日本で公開された翌年、天安門事件が起こります。

ということで、最後近くのところは印象的なのですが、やはりそこに行くまでがあまりにも平板すぎました。中国の歴史に関心のある人ならば、興味深く見られたのでしょうが。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-08-01 19:35:58)
その他情報
作品のレビュー数 167件
作品の平均点 7.25点
作品の点数分布
010.60%
110.60%
200.00%
342.40%
452.99%
5158.98%
62816.77%
73219.16%
83520.96%
92917.37%
101710.18%
作品の標準偏差 1.86
このレビューの偏差値 46.37
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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