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ニュールンベルグ裁判 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ニュールンベルグ裁判
製作国
上映時間186分
劇場公開日 1962-04-28
ジャンルドラマ,法廷もの,戦争もの,モノクロ映画,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》 裁判(法廷)ものって、集中して見てしまいますね。証人の証言、それに対する尋問、検察側と弁護側のやりとりと、見るべきところがわかりやすく、気をそらせるものがないので、ついつい引き込まれてしまいます。この映画ではそれに加え、戦争犯罪者をどう扱うのかという点が問題があり、白熱した議論が交わされるのですからなおさらです。
ただ、いわゆる三権分立、つまり司法の独立という観点からすると、国家のために行動した被告人たちは、初めから有罪が確定しているようなものです。ところがなにしろ冷戦時代、ドイツ国民を味方につけるため無罪にしろと軍から横槍が入る……。やはりここが、この映画のキモであると思います。こんな状況で判決を下す判事。そして文字で語られるその後の経過。判事の下した理想と現実を対比させ、静かに問題提起したラストはすばらしい。
この映画については予備知識もあまりなく、さして期待せずに見始めたのですが、大いに裏切られました。このような名作にめぐり会えたことに感謝。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-09-30 11:27:30)
その他情報
作品のレビュー数 28件
作品の平均点 8.21点
作品の点数分布
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9932.14%
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作品の標準偏差 1.05
このレビューの偏差値 57.16
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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