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晩春 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 晩春
製作国
上映時間108分
劇場公開日 1949-09-13
ジャンルドラマ,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 小津作品初鑑賞ですが、たいへん素晴らしかった。父と娘の愛憎をあますところなく描き、見ごたえがありました。特に感心したのは、原節子の撮り方。さんざん嫁に行けと言われ、さらに父が再婚するのではという疑念にとらわれた紀子は、それまでよりも数年老けたかのような印象を受けます。まるで魔女のような。心理状態を表情というか、顔全体で表すみごとな演出でした。途中、能の場面まで来て、長い映画だなと思ったら、まだ半分程度。短い時間のうちに、さまざまなドラマを豊かに物語る、密度の濃い作品。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2009-10-27 19:36:52)
その他情報
作品のレビュー数 79件
作品の平均点 7.73点
作品の点数分布
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322.53%
433.80%
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61316.46%
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81620.25%
91924.05%
101215.19%
作品の標準偏差 1.72
このレビューの偏差値 54.28
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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