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東海道四谷怪談 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 東海道四谷怪談
製作国
上映時間76分
ジャンルドラマ,ホラー,時代劇,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 うん、これはいいですよ。四谷怪談の詳しいストーリーは知らないのですが、この映画ではけっこう端折っているようですね。それでちょっとわかりづらい部分もありましたが、あまり大きな傷ではありません。冒頭のクレジットが劇場を使っているように、映画というより歌舞伎の舞台の再現を狙っているところがあるようで、所作や台詞回しなどにもそういうことを感じました。天知茂が時々見得を切るところは格好いいです。色の使い方も濃くてあくどい印象を受けますが、これも舞台を意識してのことでしょうか。ともかく効果を上げています。花火の使い方とか巧いです。
しかしなんといっても圧巻は、最後のシーン! 子供を抱いて昇天するお岩さんは、鬼子母神を意識したのか、はたまたイエスをかき抱くマリアがイメージにあったのか? いずれにせよ、それまでの暗くおどろおどろしい調子を一変させる、実に澄んだ美しい場面でした。これだけでも見た甲斐があったというものです。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-01-16 17:59:13)
その他情報
作品のレビュー数 27件
作品の平均点 7.15点
作品の点数分布
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427.41%
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6622.22%
7311.11%
81037.04%
927.41%
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作品の標準偏差 1.58
このレビューの偏差値 53.41
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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