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大菩薩峠(1960) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 大菩薩峠(1960)
製作国
上映時間105分
劇場公開日 1960-10-18
ジャンルドラマ,時代劇,シリーズもの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 かなり面白かった。主要人物が離合集散するさまは相当なご都合主義なのですが、面白いので許す。テンポよく話が進んで、展開も飽きさせません。よくわからないのは机竜之助の性格。巡礼の老人をいきなり斬り捨てたりするので、剣の道に生きているのかと思いきや、お浜をいきなり手込めにしてしまいます。意外と俗人なのか? しかし江戸に出奔してからも俗事には関心がないようで、どうもちぐはぐしています。本人によるとお浜が「魔性の女」だったということですが、実は魔物は竜之助の心の中に住んでいて、お浜はそれを映す鏡に過ぎないのではないかと思えてきます。なにしろ机竜之助という人は、関わった人をことごとく不幸にする、疫病神みたいな人物ですからね。
出演者では、島田正吾がさすがに貫禄がありますし、見明凡太朗がいい味を出しています。雷蔵の机竜之助はクールな魅力があって、はまり役ですね。三隅研次の演出も冴えていて、見ごたえがありました。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-09-24 19:36:24)
その他情報
作品のレビュー数 8件
作品の平均点 6.62点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.87
このレビューの偏差値 53.95
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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