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《ネタバレ》 思ったより評価が低いんで少し驚いたけど、考えたら自分達でさえある種のむず痒さ、照れくささを感じた点を、2000年代に初めて見る人が甘受してくれるのを期待するほうが甘えというもので納得の点数です。
ただ、自分的にはこの映画の上品さが好きなんだよな。映像、音楽、風景、ストーリー、全てに現在ではちょっと無理な、抑制のきいた甘味な上品さに浸れた幸せな時間を過ごせました。 特に風景、尾道の古い町並み、あと深町の家へと続く竹林沿いの道、本当に好きです。 ただ、深町役の俳優だけは、彼のその後の経歴を考えても、別の俳優では駄目だったかなという気もします。 あと、タイムスリップとか時の亡者とか、いかにも昔のSFっぽい説明のしかただなと苦笑して。 この2点だけがマイナス要因です。 この映画は当然ながらタイムスリップものとして扱われてるわけですが、それよりもむしろ、人間の記憶と心との関係。もし記憶を操られてしまったら、感情はどうなってしまうのか?そこらあたりに注目して見ても面白いと思います。 【rhforever】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-10-25 15:10:41)(良:1票)
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