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《ネタバレ》 舞台挨拶の実況をわざわざ選んで高い席に座ったのに20人も入ってなくてちょっと涙目気味だったけど、なんとか3位ぐらいに入れそうな入りで一安心。でも、昔は東宝の専属女優扱いでカレンダーにまで載せてもらってたのが近年じゃ見るからに弱そうな配給ばっかりでこれも辛いです。
なんてくだらない話はさておき、広瀬すすをとても綺麗にそしてせつなく撮ってくれたので、まあ満足すべきなんでしょうが・・・・ 舞台挨拶で脚本家が言ってました。「自分が昔見た夢をもとにストーリーを作った」と そのこと自体は悪くないし、30分過ぎくらいのどんでん返しには、それなりの新鮮味がありました。 でもさ、夢をもとに映画を作るのはいいんだけど、他人様にお金を取って見せるんだっら、もう少し整合性のある、つじつまがあう「夢」にしませんか? ファンタジー世界にあくまで内部的な整合性を求める自分はかたくななんでしょうかね。ちなみに理想はロードオブリングです。 糖尿病の薬が切れてしまう母の医者の予約と、2週間に一回しかなくて相当たまってるガラス瓶の収集をぶっ飛ばしてまでの二度目の鑑賞。 そこまで2回目を劇場で見たいという強い衝動は自分でも不思議。(思えば「ゆきてかえらぬ」は見てる最中から次は、ブルーレイ購入してからで十分だなと) 好きな、好ましい要素はいっぱいある。 まず女優の美しさ。広瀬すずは今更だが、杉咲花がしばし可愛いと感じられたのは自分でも意外。 映像の美しさも。三人が暮らす家がとても好き。 音楽も良かったなあ 最後の合唱曲とか何度でも聞きたい。 流星君とすずとの最後の幻の抱擁シーンも落涙した。 全く気持ちが通じない人間の形をしながら、人間とは別の存在(まあ、いわゆるサイコパス)をきちんと描き、なおかつ相応な報いを受けさえたのも好感度大。 しかし、どうしても全く練りこむ意識がないファンタジー世界は受け入れられない。 人に簡単に突き倒される存在が、うろうろ車の前に出るなよなんて些細なことよりも、 そもそも彼女らのように若くして命を失う人は少数派で、大多数は老いさらばえた末、命を失うわけで、その後別の次元によみがえってどうすんだろというものすごく無粋なつっこみとか。 この映画を素直に好きになれない自分がつくづく嫌いです 【rhforever】さん [映画館(邦画)] 9点(2025-04-05 20:17:01)
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