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近松物語 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 近松物語
製作国
上映時間100分
劇場公開日 1954-11-23
ジャンルドラマ,ラブストーリー,時代劇,モノクロ映画,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 粗暴な人間なんで、大勢の人が有り難がっていてもつまらないものはつまらないと言ってしまう。
とにかく主人公が馬鹿だなあと。
手形?の偽造をやるんなら、誰が見るかわからない店先は避けましょうよ。隠れてするくらいの配慮は欲しい。
というか、そんな自分の人生棒にふるくらいの犯罪を、ごくごく気軽に行ってしまう軽薄さ。しかもやたら店への忠義を口にする人間が。
あそこは、いかに主人を説得するか相談にのるぐらいが、ベストだらと。 あんな糞みたいな兄弟のせいで二人の真面目に生きてきた人間の人生が終了するのもむなしい。
逃亡するにしても、自分の実家はない、それは絶対ない、なぜ手が回ってると普通に思わないのか。
あげくが、実家の小屋で追手が来るまで眠りこけるボケ具合にはおいおいと笑ってしまいましたよ。

女も馬鹿だな。大店の嫁が、旦那が下女に手をだしたぐらいで、いきなりヒステリー起こすなよ。別に旦那の事、好きでもなくいやいや夫婦やってるんだからさ
女中と入れ替わって寝床に入り、旦那をとっちめようという発想の貧しさ、幼稚さ。
で誤解されたら、そのままでは不義扱いされてるのわかりきってて店を飛び出してしまうというぷっつんぶり。

ストーリーもかなりご都合主義。
これは自分の誤解かもしれないが、途中までは二人の指名書が出回って二人で追い回されてるのが、いつのまにか男一人追い回されてることに。
捕まえられた主人公は、そりゃお上に渡されるだろというこちらの想像を裏切って、実家の小屋に父親だけを見張りに放置、そりゃあ逃げるわ。
で、逃げたら無事につかまることもなく女の実家に。でそこまで無事だったのに女と一緒に逃げた途端つかまる。

さんざん貶したが、女優は美しく撮れていた。とくにヒロイン、最初の頃は、剃った眉、お歯黒にちょっとひいて糞リアリティもいいかげんにしろよと思ったが、
逃亡しててだんだん眉が生えてくるにつれて愛らしく。特に引き回しの時の表情とかたまらなかった。
南田洋子の女中も可愛らしかったな。
rhforeverさん [映画館(邦画)] 6点(2018-11-03 19:58:40)
その他情報
作品のレビュー数 57件
作品の平均点 8.09点
作品の点数分布
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311.75%
447.02%
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635.26%
71017.54%
81221.05%
91221.05%
101526.32%
作品の標準偏差 1.79
このレビューの偏差値 43.48
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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