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《ネタバレ》 歌舞伎は世襲の世界。
門閥外から血筋を押しのけて名跡を継ぐなどよほどの実力がなくてはできない。いや実力があってもできない。 喜久雄は悪魔と取り引きをし、芸の道を登っていく。半二郎も万菊も、血筋が可愛くない訳はない。しかし、芸を極めてきた者だからこそ、喜久雄の芸を認めてしまう。 そして、血筋という甘えを捨てた半弥も芸の道を登っていく。 芸の神でもある悪魔と契約した喜久雄は求道者となり人が見られなくなる。ふと、「どこ見てたんやろな」と省みる。 何かに見られているとは芸の神であり、求めていた景色は芸の神域なのだろう。 【ぶん☆】さん [映画館(邦画)] 8点(2025-06-14 23:21:27)
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