| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 死体の処理はなかなかたいへんなものだろうが、国家がらみ、CIAがらみだと、実にスムーズに台詞のやり取りで「片付け」られて「観客の目に触れない」。コーエン兄弟の、人間関係の物象化を見据えるブラックなユーモアが冴えている。「物象化」の土台は、いうまでもなく人の関係が金銭のそれに覆われ破壊されていることで、ブラピとフランシス・マクドーマンドが国を売って一攫千金を企むのはその最も分かりやすい部分に過ぎない。とにかく愛という真面目な直接性は嘲笑されてしまう。
【ひと3】さん [DVD(字幕)] 9点(2025-07-11 14:17:38)《更新》
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |