| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 「恋愛は無償」という小山明子のごもっともの台詞が耳に残っている。この作品世界において、戦後民主主義のひ弱な部分が思い切りシゴキ直される感じだ。正しく美しい題目だけでは、弱い。実質的な力が必要だということ(どんな力?)、それには工夫が要るにしても(どんな工夫?)。とにかく「全体」の圧力をできるだけ押し遣って、なんとか個々人の視点や事情を打ち出していくことを諦めてはならない、とは、大島映画の最後の最後に残る読み方だと思う。
【ひと3】さん [映画館(邦画)] 8点(2025-06-21 17:41:11)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |