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《ネタバレ》 鬼才中平康の裕次郎映画である。浮ついた日活青春映画の枠を脱していないな、とか、裕次郎は滑舌が明瞭ではないな、とかは、やはり感じるものの、そこは中平、あの嵐の中のキスシーンの描き方などは特に巧妙である。大島『日本の夜と霧』の後で60年安保を扱ったシーンを撮るとは、大変な勇気(?)だが、中平という監督はほんらいそのくらいの志のある人だったのだろう、『その壁を砕け』(1959)とか。
【ひと3】さん [DVD(邦画)] 7点(2025-06-20 22:41:53)
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