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《ネタバレ》 もしかして初なんじゃなかろうか。マックスの出ない「マッドマックス」て(笑) そして今までのようなシンプルなマッドマックス映画じゃなくって、ちょっと複雑に入り組んだドラマ仕立てになっているのがすっごく良かった。主人公フュリオサの2転3転する展開には、本当にグイグイと引き込まれました。なんだよジョージの旦那、こんな複雑で粋なお話も手掛けられるんじゃん(´∀`)
よく前日譚ものでアレはこうしてこうなったからです、てあるけれどそれらの大概が取って付けた感じが否めずもうちょっと上手いこと描いて欲しかったな、てなること多かったけれど、この映画でのフュリオサの左手の義手とか全然自然で無理のない展開だった。てか「怒りのデスロード」のフュリオサのことをそこまで明確に覚えてなかったから鑑賞後に確認して、ああ!てなったんだけどね(^_^;) やっぱり体を張った生身のアクションを堪能させてくれるのは、な~んにもない場所が最適ですね。周りに何もないからこそアクションのみがクローズアップされて迫力が増すし、スタントマンの命懸けのアクションもめっちゃ映える! クリス・ヘムズワースの悪役は、とにかく顔が優しすぎるからそこまで憎々しく見えないんだけど、なんていうか逆にそれがあの世界でもそういった人物でさえ生き残るためになんだってやらなきゃならないという、ステレオタイプじゃない悪役像を生み出していて面白いです。後生大事にしているぬいぐるみが、死んだ娘さんのだって語られるシーンがあって、父親としての愛情の深さが垣間見れるし、幼きフュリオサを内心では死んだ娘と照らし合わせていたのかもしれないですね。なんかガモーラを養女にしたサノスみたい。 主演のアニャ・テイラー=ジョイちゃん。マジであの眼力は凄すぎます。あの眼力だけで物語の半分は語れちゃってるんじゃないかしら。そして、汚れやペイントのないお顔になった時のなんともまぁお美しいことお美しいこと...惚れ惚れしちゃいます(〃▽〃) 観た後に気付いたけれどこの映画上映時間約2時間30分もあったのね。全然長いって感じませんでしたよ。鑑賞前にコーヒー飲んだから途中でトイレタイム来るかと思ってたら結局来ないまま一気に見終わっちゃいました。それだけ面白かったってこと。 前作の「怒りのデスロード」正直薄らとしか覚えていなかったんですが、逆にそれが功を奏してフュリオサというキャラを新鮮に見れることが出来た。だからもしこれからこの映画を観ようと思ってて、前作をおさらいしようとしているなら止めたほうがいいかもしれません。その方が先の結末や顛末を思い描かず真新しく見れますから。 とにかく本当に最高な映画でした。ありがとうジョージの旦那(*⌒―⌒*) 【Dream kerokero】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-11-24 21:29:10)
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