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日本海大海戦 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 日本海大海戦
製作国
上映時間128分
劇場公開日 1969-08-01
ジャンルドラマ,戦争もの,シリーズもの,特撮もの,歴史もの,実話もの,伝記もの
レビュー情報
本来戦争は悲惨なものであり、あってはならないはずだが、この映画にはそういったところが少しもない。
日露戦争では、数多くの死者が出た。その中には上官の命令に従って突撃し、敵の機関銃で蜂の巣のように弾丸を受け散っていった者も多い。

また少数の艦隊で、ロシアのバルチック大艦隊を破ったのも、まさに幸運だったはず。そうした「犠牲」や「幸運」というものをまったく考えず、「勝った、勝った、万歳」をしていると、ひどい目に遭うのも当然のことである。

日本を軍国主義の方向へと導いていった日露戦争、それを美談や英雄視することによって、悲劇はますます大きくなるのだ。

この映画は「明治天皇と日露大戦争」の後にすぐ見たこともあり、甚だ良くなかった。明治天皇の扱いはいくらかは小さくなったが、戦争を肯定し、東郷平八郎他を美談化することによって、日本の軍国主義、右翼化が進んだのではないかと思う。
ESPERANZAさん [DVD(邦画)] 3点(2011-03-20 13:37:32)
その他情報
作品のレビュー数 15件
作品の平均点 6.33点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.99
このレビューの偏差値 41.57
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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