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近松物語 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 近松物語
製作国
上映時間100分
劇場公開日 1954-11-23
ジャンルドラマ,ラブストーリー,時代劇,モノクロ映画,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 最高傑作! 見終わってしばらくは何も言葉が出なかった。
二人は、事件が起こるまでは、御真造さんと手代という関係しかなかったはずである。それが周囲の者たちの身勝手な行動によりどんどん追いつめられ、それがますます二人の絆を深めていく。
主従の関係と男尊女卑、現代感覚では到底考えも及ばないことが、その昔は当然のこととして考えられていた。その封建社会の業を余すことなく表している。
この映画はおさん茂兵衛の悲しい物語、一時は心中を考えながらも、二人がそろって暮らせる土地を探し求めていくが、果たせず捕らえられてしまう。しかし、それは彼らにとっては二人そろって死ねることへの安堵の喜びであったのだろうか。
さすが溝口健二監督、ひとえに感謝。そして香川さんも大女優の地位を確立。
ESPERANZAさん [DVD(邦画)] 10点(2011-06-22 21:20:36)
その他情報
作品のレビュー数 57件
作品の平均点 8.09点
作品の点数分布
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635.26%
71017.54%
81221.05%
91221.05%
101526.32%
作品の標準偏差 1.79
このレビューの偏差値 55.97
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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