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この森で、天使はバスを降りた のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 この森で、天使はバスを降りた
製作国
上映時間117分
劇場公開日 1998-01-15
ジャンルドラマ
レビュー情報
《ネタバレ》 数年前初めてこの映画を見た時は、「なぜ・・・?」「どうして・・・?」という感覚だったが、今回2度目の鑑賞ではまったくその心配はなかった。それはある人の影響である。
その人は「映画は見るだけではない、感じとるものだ」と常々言っていた。
ハナの息子イーライはベトナム戦争に従軍したという。いくら志願したとはいえ、むごたらしい戦火の中で生死の境を彷徨し、深い心の傷を負ったとしたら、森の隠遁生活もわかるような気がする。
主人公パーシーは、16で養父の子を宿し流産、そしてその後も性的暴力が続いたとすれば、生まれてくるはずだった赤ん坊への執着もかかるような気がする。また、必死でイーライを庇おうとしたことも・・・。
このような初回に見た時の「なぜ」「どうして」をしまい込んで、映画を全面的に肯定的(あるがまま)に受け入れることで、この映画のすばらしさを感じ取ることができたと思う。
大自然はきわめて美しく、音楽も良かった。パーシーの葬儀のときのオルガンの響きも・・・。映画の後「There Is A Balm In Gilead 」の黒人霊歌をしみじみと鑑賞。

ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 7点(2011-02-20 06:46:40)
その他情報
作品のレビュー数 218件
作品の平均点 7.20点
作品の点数分布
010.46%
110.46%
210.46%
352.29%
483.67%
5209.17%
63415.60%
74118.81%
85927.06%
92411.01%
102411.01%
作品の標準偏差 1.84
このレビューの偏差値 49.42
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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