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裏窓(1954) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 裏窓(1954)
製作国
上映時間112分
劇場公開日 1955-01-14
ジャンルサスペンス,コメディ,ミステリー,小説の映画化
レビュー情報
箱庭セットが異様に面白いサスペンス。
主人公の室内から見える建物がパノラマのように丸見えで、いかにも作り物といった舞台が、
覗きという非道徳的な行為と、自分の部屋の中だって丸見えだろ、
というありえない状況を緩和してくれている。鑑賞者に心理的圧迫感を与えるという点では、
ストーリー展開、主人公の設定ともにうまい演出で、緊張感を最後まで持続させてくれる。
劇中のシーンは、ほとんどが主人公の室内と裏窓から見える風景だけ。重苦しい雰囲気に、
グレイス・ケリーの美しさが一服の清涼剤となっている。主人公は思い込みの激しい性格だが、
それも鑑賞者をミスリードするための、あえての設定なのかもしれない。
ストーリーよりも如何に鑑賞者を楽しませるか驚かせるか、ヒッチコックという人は、
改めて演出に力を入れる監督さんだと思った。
MAHITOさん [DVD(字幕)] 7点(2011-08-26 10:44:51)
その他情報
作品のレビュー数 238件
作品の平均点 7.18点
作品の点数分布
000.00%
110.42%
252.10%
341.68%
493.78%
5229.24%
63615.13%
74920.59%
85422.69%
93213.45%
102610.92%
作品の標準偏差 1.88
このレビューの偏差値 49.50
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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