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グリーン・デスティニー のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 グリーン・デスティニー
製作国米,中,香,台湾
上映時間120分
劇場公開日 2000-11-03
ジャンルアクション,ドラマ,ラブストーリー,ファンタジー,カンフー,時代劇,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  一人一人の行動規範がわかりにくい。はっきりしない。曖昧。特に、チャン・ツィイー演じるイェンはもう何がしたいのかわかりません。リー・ムーバイや、ユー・シューリンのように武侠として名を馳せたい、自由に生きたいという気持ちはわかります。問題なのは、そのためにリー・ムーバイを目の敵にしたり、リー・ムーバイの剣に固執したりする理由がないことです。むしろ、リー・ムーバイが好意的に接しているのだから、友好的な関係になるのが自然な流れです。ストーリーが全然前進もしなければ好転もしないので、イライラします。
 それに、本作のもう一人の主人公であるはずのリー・ムーバイが死ぬというあらすじがそもそも最悪ですし、その死に方も最悪です。無駄死にもいいとこです。そのうえで、イェンも身投げするし。
 とにかくストーリーが壊滅的に面白くないです。
 いつ本題に入るのだろうと、長い長いプロローグを観ていたら、そのままエンディングを迎えてしまうような印象なんです。
 そしてこーゆー作品には、主人公たちと同じくらい、魅力ある悪役、敵役が必要不可欠なのだということも再認識。
 『毒狐』?あまりにもしょぼい。登場もしょぼければ、アクションもしょぼい。キャラクターもしょぼい。大義もなければ、美学も野望もない、脇役のようなしょぼさ。しかも死に際では、『8歳から育ててきた娘に裏切られる辛さがわかるかい』って同情誘おうとするし。最悪です。もっと唸るような悪役に徹してほしいです。
 娯楽作品にするのであれば、もっと観ていて楽しく、興奮するような画にしてほしいです。
 メッセージ性を持たせたいのであれば、もっとストーリーや脚本を真面目に練ってほしいです。
 何を見せたいのか全くわからない作品です。
 ただ、カンフーシーンだけは、全編通して良かったと思います。
 シューリンVSイェンのシーンの2回ありますが、2回とも良い。とくに2回目が良いです。シューリンがいろんな武器を使うのが楽しい。イェンが大勢の剣客相手に酒場で大立ち回りをするのも面白い。
 ただ竹やぶは最悪。もう催眠術にかけられているようでした。
たきたてさん [ブルーレイ(吹替)] 4点(2015-07-14 05:21:31)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 253件
作品の平均点 5.62点
作品の点数分布
031.19%
151.98%
2124.74%
3249.49%
43313.04%
53915.42%
65019.76%
73815.02%
8259.88%
9124.74%
10124.74%
作品の標準偏差 2.19
このレビューの偏差値 46.62
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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