| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 ドラえもんの『どこでもドア』に、『いや、どーゆー原理やねん。』とつっこむ人がいないように、この映画もそーゆー目で見てあげれば問題ありません。
世界観やシチュエーションは、個人的にはモロ好みでした。 はまる人にはハマる映画だと思います。 2031年って、あと6年後じゃん、ってところは笑っちゃいましたがww。 舞台は近未来。地球温暖化を食い止めようと世界が頑張っちゃった結果、世界は氷漬けになりました。かろうじて生き残った人々は、ノアの箱舟的近未来列車に乗り込みました。その列車ではカースト制度が導入されました。最後尾にいる最下層の人々とそれ以外って感じです。 最後尾の人たちは、ゴキブリ原料のプロテインバーしか与えられませんでした。ときどき子供を連れていかれました。気に入らないことがあると、腕を凍らされて叩き割られました。不満が募り、反乱を起こすことにしました。っていうお話・・・。 こーゆー反乱とか革命とか、どう転んでも面白くなりそうなのに、なぜ終盤こんなにもつまらなくなってしまうのか不思議。 序盤の反旗を翻すところ良かった。 中盤の大乱闘も良かった。 いろんな車両が見られるアイデアも良かった。 それぞれの車両で思い思いに楽しむ人たちが、最下層で生活している主人公たちとの格差を感じさせて良かった。 それだけで十分面白かったのに、ラスト何をグダグダと・・・。 あとこれだけ引っ張るんだったら、『実はウィルフォードなんて人物はいませんでした。』みたいなオチを期待してしまいました。 ギリアムとウィルフォードの実は仲良しサプライズなんていらん。 それだったら、『実はわしがウィルフォードなんじゃよ・・・』ってギリアムが最後出てくるどんでん返しのほうがなんぼかマシです。 そしてみんな死んじゃうラストも、まさに絵に描いたように放り出された感じがして最悪。 何もない寒空に子供二人放り出されて、これからどうすんのさ。 ラストにさしかかるまではずっと楽しかっただけに、このオチは残念でありました。 ぜんぜんスッキリせんぞー。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2025-05-10 06:31:06)★《新規》★
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |