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《ネタバレ》 ムートーもゴジラもでかい。怖い。テレビやスクリーンという限られた枠内で、これだけの大きさを表現できているのが素晴らしい。奥行きもある。
ストーリーが面白いに越したことはないけれど、こーゆー怪獣映画は迫力ある映像を見ることができれば、それだけで満足できるなぁとしみじみ。 わりと早い段階で、なにやら巨大な生物をちらほらと断片的に映し出します。巨大な生物が通ったあとの道を、上空からの俯瞰映像で見せてみたり。その1つ1つがやたらワクワクさせてくれます。 そして、焦らして焦らして、遂に巨大生物始動。 その名はムートー。 そう、ムートー。・・・え?誰?ゴジラじゃないんかーい。と思いましたが、こいつはこいつで凄い迫力。とにかくでかいのと、その場にいるような臨場感が最高じゃありませんか。 そして遂にゴジラ登場。2体目のムートーも登場。あーもー、たまらないですね。 なんといっても一番の見どころはパラシュートでの降下のシーンでしょう。 高度9000m上空から雷雲の中に飛び降りるだけでも恐ろしいのに、雷雲を抜けた先、待ち受けるは二大怪獣のガチバトル。ゴジラのすぐ近くを降下する大迫力の映像体験。これが見られる映画というだけでもう貴重です。 人間ドラマも最初の母親の死のシーンはぐっとくるものがありました。 ただその後、なんと父親まで死なせちゃいます。いや、復讐する人がいなくなってしまうのだったら、母親が死ぬシーンもいらないでしょ・・とは思いました。 そっから先の人類パートは付け足しというか、あってもなくてもいいようなエピソードばかり。 それに、ムートーの卵を焼き払ったのも、核弾頭を海に運び出したのも全部主人公。 主人公におんぶにだっこ。 ・・・こーゆーのは、みんながそれぞれ自分にしかできない役割を果たして、人類ならでは反撃を見せるところが良かったりするんですけどねぇ・・・。 渡辺謙やサリー・ホーキンスがいてもいなくてもいいような存在になっちゃって、なんかすごくもったいないです。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2025-06-27 02:46:32)《新規》
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