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ヒロイン失格 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ヒロイン失格
製作国
上映時間112分
劇場公開日 2015-09-19
ジャンルラブストーリー,コメディ,青春もの,学園もの,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  桐谷美玲が出ている作品はいくつか見たことがあります。女子ーズとか。
 その中でも、群を抜いて今作の桐谷美玲は魅力的。
 まずこんな美人が、こんな振り切った演技をすることに拍手を送りたいです。
 めっちゃ変顔しまくるし。変顔通り越してめっちゃブスだし。でもそんな顔を惜しげもなくさらしちゃう、その役者魂みたいなものになんだかすごく好感がもてます。
 今までまったく興味がなかった女優さんだったんですが、俄然これからの出演作を見るのが楽しみになりました。
 リタは最初のうちこそ、くっそイケメンだったんですが、後半になるとイケメンバブルがはじけちゃった感じ。
 安達を不良から助けたり、偏見を持たずに安達と仲良くしたりすんのは、すごい印象が良かったんですけどね。
 後半になるとあっちにフラフラ、こっちにフラフラ。ヒロイン失格のまえに、主人公失格でしょ、こんなの。
 登場シーンこそ軽薄大王チャラ仙人の弘光君、後半は中身もメッチャイケメンに。弘光くんのほうが、よほど印象良かったですよ。
 弘光くんが、安達さんやリタに『悪いやつだねー、』のはいりで痛いとこつくシーンめっちゃ好き。
 『はとりさんのこと本当に思うんだったら、別れてやりなよ』は名台詞。
 映画そのものの構成は、前半コメディ、後半王道ラブストーリーって感じ。
 クソ寒いはとりの暴走コントで埋め尽くされる前半。めっちゃバカ映画の体を成しておきながら、要所要所をシリアスにしめる。終盤は完全にガチ恋愛モード。そのぶん、笑いのレベルはゼロになり、・・・ちょっとだけ退屈に・・・。
 これ、前半とのギャップでいくと、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』に匹敵するレベルです。
 でもそのギャップがこの映画に限って言えば、なんかうまい隠し味になっちゃって。
 あんだけおばかモード全開だったくせに、後半は乙女モードになって、ギャップで萌えさせるずるい映画。
 あまりに過剰すぎる演出にちょっとだけ減点。
 でも最後の『心地よいありきたりハッピーエンド』は悪くないです。
 
たきたてさん [DVD(邦画)] 6点(2025-06-20 03:02:05)
その他情報
作品のレビュー数 11件
作品の平均点 5.73点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.71
このレビューの偏差値 50.93
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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