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《ネタバレ》 質の高い映画ではなさそうですが、笑って気楽に見れる娯楽映画ですね。
出演者の演技は結構ひどいものだと思いましたが、30分もすると見慣れてくるから不思議。 見慣れてくるのと同じくらいのタイミングでストーリーも面白くなり始めます。水族館での合宿からラストまでは加速気味に突っ走ってくれて気持ち良いです。 ラストのシンクロの演技は最高。自分が文化祭に参加しているかのような臨場感を楽しめます。 ただ、命を粗末にする演出は最悪。コメディだからこそ、笑いにしてはダメなものがあると思いますよ。 竹中直人演じる水族館の館長の、5人に対する対応もいささか気に入らないです。真剣に学ぼうとする若者の気持ちを利用して、ただ働きさせようなんて、教育上問題があります。都合の良すぎる脚本の力により、結果うまくいったのは不幸中の幸い。ですがうまくいっていなければ、こんなに悪質で可哀想なことはありません。 また、5人がTVに出た途端、手のひらを返すクラスメートも好きになれません。何の努力もせず、馬鹿にして笑いものにさえしていたくせに、うまくいき始めた途端、甘い汁だけ吸おうとする人たち。こーゆー人種が一番嫌いであります。 もちろん、そんなことは気にせずに、おおらかな気持ちで楽しむのが正しいとは思います。コメディですし。エンタメですし。ですが気になってしまったものは仕方がありません。 ただ単純に面白い雰囲気、懐かしい雰囲気を肌で感じるという点においては、良く出来た良作だと思うんですけどね。 それにしても、なんとなく映画全体に『ゆとり世代』の雰囲気を感じますね。 そんで、個人的には『平山あや』演じるヒロインより、桜木女子の文化祭実行委員長のほうが魅力的でした。 【たきたて】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2016-04-23 12:51:54)(良:2票)
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