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デアデビル のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 デアデビル
製作国米,スイス
上映時間103分
劇場公開日 2003-04-05
ジャンルアクション,サスペンス,SF,ファンタジー,犯罪もの,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  父を殺され、愛する人も殺されちゃう主人公。ヒーローものとしてはちょっと暗いストーリー。だけどそれが復讐のカタルシスへとつながって・・・いかない!なんだこれは。ブルズアイ生きてる。キングピンへの制裁ぬるい。そして何かを匂わせたまま迎えるエンディング。そりゃあ反感を買っても仕方がないストーリーです。
 とは言え、序盤から中盤にかけては文句なしに面白い。特に『子供と父の絆』のスタートから、『少年が視力を失ってデアデビルになるまで』のエピソードなんか、ほとんど満点と言ってもいいくらいの出来栄え。更には無罪放免になった悪党を成敗するヒーローものならではの勧善懲悪アクション。これは期待が高まるというものです。
 そしていよいよブルズアイ、キングピンという真打登場。ところがこの辺りからバトルも物語も減速。一番の見せ場になるはずであろう対決が、一番つまんないってのは、この手のヒーローアクションものでは致命的ではなかろうか。
 映画の出来としては全然悪く無いのに、ラストが全然スカッとしないだけで、こんなに満足感を感じられないとは。
 キングピンを前にして、なんかよーわからん『ヒーローの美学』みたいなもんを持ち出して、愛する人を奪った諸悪の根源に情けをかける、なんともパンチの弱い結末。後味が悪い映画って好きじゃありませんが、中途半端な結末の映画ってもっとタチが悪いかもしれません。
 序盤から中盤くらいまでの、圧倒的なダークヒーローで最後までいってほしかったですね。
たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-10-20 14:08:41)
その他情報
作品のレビュー数 134件
作品の平均点 4.56点
作品の点数分布
010.75%
164.48%
2128.96%
32216.42%
42518.66%
52417.91%
62317.16%
7139.70%
875.22%
900.00%
1010.75%
作品の標準偏差 1.89
このレビューの偏差値 56.83
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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