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バリー・リンドン のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 バリー・リンドン
製作国英,独,仏
上映時間186分
劇場公開日 1976-07-03
ジャンルドラマ,戦争もの,歴史もの,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
長尺なわりに、話をわざと平坦に続ける印象だ。もちろんわざとだ。主人公は まあごく一般的なレベルのモラルを持った人間で、そこそこ小悪人でそこそこずるく、しかしたまに褒められた行いも人生の中にはある、といった私たち一般人の投影だ。
後世の人間だからといって、バリーの愚かな選択を笑うなかれ。なぜなら私たちも同じだからだ。生きてるうちはバリーと同じ轍を踏み、そのうちあの世で“皆一緒”になるのだから。
あえてドラマチックな演出を排したキューブリックの狙いはそこ。人なんて、皆一様に愚かで、主人公なんかじゃないのさ。偏屈監督の冷徹な人生哲学を感じる一本であります。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-04-29 00:41:06)
その他情報
作品のレビュー数 112件
作品の平均点 7.27点
作品の点数分布
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221.79%
321.79%
454.46%
576.25%
61614.29%
72219.64%
83228.57%
91715.18%
1098.04%
作品の標準偏差 1.75
このレビューの偏差値 45.87
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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