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《ネタバレ》 なかなか個性的なスパイ映画でした。スパイものといっても007的な華は皆無。足を使って調査したり上司に報告を上げたり、の地味な画ヅラで八割方占められます。でも思わせぶりなカメラワークや演出が巧くて引き込まれます。のぞき見させられるカメラアングルや不意打ちのタイミングで起こる殺人。観る推理小説、といった形容が合います。
軍の物資を横流しして懲罰を食らったというパーマーの破天荒キャラに、意外にも知的イメージのマイケル・ケインがハマりました。 ちょっと人を小馬鹿にしたような目つき、クセになりそうです。まつ毛長いなあ。 料理が得意で食材には一家言あり。コーヒーは豆から挽く。モーツァルトとバッハが好き。と、パーマーの人となりをこの一本で紹介しつくしている。マイケル・ケインの次作以降のハリー・パーマーシリーズにがぜん興味が湧きました。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2025-06-17 23:54:26)
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