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《ネタバレ》 赤狩りをテーマにした映画作品のなかでも出色の作品と思います。非米活動委員会を悪役に、不屈の天才脚本家トランボをヒーローに仕立てて痛快娯楽作に寄せたのでたいへん観やすい。
トランボ役のB・クランストンがナイス・キャスティング。雰囲気も似てるし。 トランボ家の家庭事情も丁寧に描いて家族愛を織り込み、敵方の大物ヘレン・ミレンがこの上なく底意地の悪さを発揮すれば、味方側にはB級映画社のオーナーJ・グッドマンが痛快に暴れん坊ぶりを見せる。役者が揃ったとはこのことです。 カーク・ダグラスには惚れぼれしちゃうな。ジョン・ウェインには改めてがっかり。タフガイを気取ったところで権力をバックに威張っているだけ。投獄生活すら耐え抜き、才能一本で返り咲いたトランボと真に強いのはどっちか。 そしてまた「ローマの休日」が観たくなりました。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2025-06-27 23:27:45)(良:1票)
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