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チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛
製作国米,英
上映時間105分
劇場公開日 2018-10-06
ジャンルドラマ,ラブストーリー,歴史もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 フェルメールの画から着想しました、と言われなくても気づくであろうほどにザ・フェルメールな光と影カットがてんこ盛り。17世紀オランダの世相や風俗の再現にも全精力を注入した見事さで、アリシア・ヴィキャンデルの纏う衣装の美しさと同時に、庶民の雑然とした暮らしぶりや公衆衛生観念から程遠い社会の姿も描かれています。お産で命を落とす女性が多かったのもうなずけます。この背景が物語の重要な起点にもなっていますし。
小顔のアリシアは17世紀コスプレもよく似合って、「画」にこだわる制作側の熱意に良く応えています。
美術は素晴らしい。けどヒロインの心変わりについての描きこみがほぼ無しなのが不可解です。チューリップ相場の暴落と合わせて主人公の熱も一緒に冷めたような描き方ですけど。いや、なんでよ?棺桶に入っていた数時間で一生モノの約束を反故にされては男の方もたまりません。
豪商C・ヴァルツはお手伝いの娘に屋敷を丸ごと譲って(そんなことあるかい)誰にとっても都合の良いことに外国へ去ってしまうし、ラストに来ての強引な話の畳み方が減点となりました。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-11-01 23:25:59)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 4件
作品の平均点 5.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.87
このレビューの偏差値 52.86
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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