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おもいでの夏 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 おもいでの夏
製作国
上映時間105分
劇場公開日 1971-08-07
ジャンルドラマ,ラブストーリー,シリーズもの,青春もの
レビュー情報
《ネタバレ》 高1って言ってたから15~16才かあ。男の子って小さい頃からおばかさんでそこが可愛いけど、思春期になってもおバカなままなのね。なにしろ性のことで頭がいっぱいのハーミーと友人ら。医学書(?)を書き写したり、同世代の女の子とのイタいデートや抱腹絶倒の薬局でのひとコマなど若い(青い)エピソードがいっぱい。
笑わせてくれるとこがいっぱいあるけど、一方で大変にロマンチックで美しい映画でもあります。切ない旋律の音楽と輝く海辺と年上の女性。
思いがけず彼女への思いを遂げることになった夜の場面は悲しみと衝撃とが合わさった、静謐な美しさがありました。空回りしているレコードの針を戻し、煙草の火を消すハーミーの所作がなんともいえず良かった。彼女への気遣いがこんなところからも伺えて。
そして夫が戦死したとの報が届いてすぐにあのような展開になるのか、と訝しく思う向きも多いようで。でもたとえばあまりのショックと混乱の中、誰かに頼りたいと強く願った時にドロシーが年下の男の子に身を委ねるのはあの場合アリよね。そう思わせた演出とJ・オニールの演技力が素晴らしかったですねえ。
美しいということは儚いこと。すうっと消えてしまって永遠にハーミーの女神となった年上のひと。幕切れも完璧。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2025-02-21 23:10:58)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 31件
作品の平均点 6.42点
作品の点数分布
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313.23%
426.45%
5619.35%
6619.35%
7825.81%
8722.58%
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1013.23%
作品の標準偏差 1.50
このレビューの偏差値 57.05
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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